エレベーターで上がり、7階から6階へ行く順路でした。
「Counter skin on Faces」という映像の作品から始まります。
顔に数字型抜きのペイントをされたモデルさんが3名。順番に数字が変わって行きます。
次の部屋では3名がワインの入った入れ物に顔を漬け、息つぎの際、ご自身の国の言葉で数を数えるもの。ちょっと笑いながら見てしまいました。
9から1までをカウント。0は在りません。
途中、パソコン操作にて参加型の作品もあり、自分の生年月日と死亡日を設定(死ぬ日を決めるなんて初めての試み)し自撮り、画面に自分の写真と死ぬまでのカウントダウン数値が現れました。
死ぬまでの時間を数値で表現され、爆弾を仕掛けられたような恐怖と共に時間を無駄にしてはいけないと時の大切さを感じた作品です。
因みに次の人が入力すれば、自分の画面は消えます。
LEDを使用した作品。
こちらも「生と死」を題材にしたものかと思います。重い内容だけに、不安や恐れもありますが、何故か数字が光っていると安心という不思議な感情になります。
そして常に繊細で美しい。
この先も見せ場は続き、暗闇の中にある「地の天」という大作品に繋がります。
大作品のあと、こちらの美術館所蔵のコラボレーション作品を見て、1階へ。
美術館ホールと一体化した作品。
黄色いところで遊んじゃいました。現代美術の参加型作品は子供心にも帰るし、
面白いものがあり、止められません。
言葉や文ではアートとデザインの違いとか、美術の中でもジャンルがあり、その違いとか上手く説明はできませんが、最近はもうどうでも良くなっております。
それよりも感性に響くもの、感覚に訴えるもの、を基準に足を運んでいます。
感染症の2020年。
ご自身の感性を研ぎ澄ませに、行動できる範囲で美術鑑賞はいかがでしょうか。
12月13日まで
Author:Satoko Iwanaga
その昔、代官山にてメイド・イン・ジャパンのセレクトショップGOLDFISHを運営。
現在はファッション見守り係。
twitterで日々挨拶をゆるくやってます。